2013年3月8日金曜日

保険外併用療養費制度 その1

治験に参加すると、治験薬を投与している期間中は保険がきかない、自費診療扱いとなります。

治験薬はまだ国に認められていない薬となり、先進医療扱いとなるからです。

じゃあついでに治験に関係ない普段のお薬が出た時や、診察料も??と疑問に思いますが、、

現在の日本では1つでも自費扱いの診療があると、他のものも全部自費扱いにしなければいけない制度になっています。
(保険診療と自費診療を併用する「混合診療」は禁止されています)

これだと10割全部自分で支払ってまで治験に参加してくれる人、なかなかいませんよね…

そんなこんなで色々規制緩和がなされてきて、2007年、ついに「保険外併用療養費制度」が導入されました。

治験期間中は治験に関わるところだけ自費扱い、その他は保険がきく、という様に、禁止されている「混合診療」を例外的に認めようという制度です。

治験に関わるところ、というのは治験薬の費用や検査など。

では治験に入ると普段よりお薬も検査も増え、しかも自費で10割負担。やっぱりお金かかる…。
ということでこの部分は製薬会社が全額負担することになっています。

どんな内訳になっているのかを続きで説明します。

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