2013年3月4日月曜日

SMOの位置づけ(CROとの関係)

治験とは

製薬会社→→(治験の依頼)→→病院(クリニック)

という仕組みですが、製薬会社は常に開発品目を持っている訳ではありません。
薬の種というのはとても貴重なものです。

ですので開発部隊を常に雇用し続けるのはコストがかかり、効率的ではありません。

開発品目がある時だけ業務を外注すればいい。

その外注を一手に引き受けるのがCRO(Clinical Research Organizationの頭文字)という企業です。


一方病院の方も、普段の診療に加え治験業務も、、となるとかなり負担がかかります。

Dr.は当然、その他スタッフも一から知識を勉強したり、体制作りも大変です。

何から始めればいいの??!

これを解決するのが我々SMO(Site Management Organizationの頭文字)という企業です。

治験開始のコンサルティングから雑用まで引き受ける、いわゆる何でも屋さん的な感じでしょうか。

ただ、病院が直接SMOに委託する訳ではありません。製薬会社がSMOに委託します。

製薬会社がCROとSMOを使う場合、双方に費用を支払う訳です。いかに儲かっているかが分かります。

但し、製薬会社によってはCROもSMOすら使わないところもあるんです。

昔からのお抱えの施設やDr.だともう慣れたものなので、お手伝いが無くても出来るらしいです。

これはかなりのコスト削減になりますよね。

また、CROやSMOだけ抜きのパターンもあり様々です。

といってもやはりこの製薬会社、実施施設、CRO、SMOの4者契約が主流なのではないでしょうか。

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